「冬の情景」 展示作品目録


1999年11月3日(水)〜12月23日(木)

− 洋画   日本画   彫刻・工芸 −

 初公開作品

洋画

 エドガー・ドガ Edgar DEGAS (フランス 1834-1917)

ルネサンスの作品に傾倒し、初期はアカデミックな主題を描くが、1865年以降は踊り子、競馬、浴女等日常に題材を求め始める。パリの近代生活にモティーフを求め、対象の動勢を瞬間的に捉えた斬新な構図には浮世絵の影響も窺える。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「踊り子習作」     c.1880 61.5×46.5 パステル・紙  
  ●「踊り子習作」は1999年「初春展」ページ でご覧いただけます


ピエール・ボナール Pierre BONNARD (フランス 1867-1947)

アカデミー・ジュリアンで学び、セリュジエらとともにナビ派の創設に参加。日本美術にも傾倒、その単純化された色面構成には浮世絵の影響も窺える。日常の何気ない瞬間を暖かな眼差しで捉えた作品が多く、版画やポスター、舞台装置等も手掛けた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「公園の中の子供たち」  c.1899 182.0×106.5 油彩・カンヴァス 


オディロン・ルドン Odilon REDON (フランス 1840-1916)

ボードレールやマラルメ、エドガー・アラン・ポーらの象徴主義文学に源泉を得て、木炭や版画により白と黒で幻想的な世界を展開させた。1890年頃から油彩画やパステル画を始め、花や神話的世界をテーマとした明るい色彩による神秘的な世界を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「花瓶の花」 1904-05 55.2×38.4 油彩・カンヴァス 
「サンジョルジュの
風車小屋」
1905 25.0×39.0 油彩・カンヴァス


アルベール・マルケ Albert MARQUET (フランス 1875-1947)

マティスと共にギュスターブ・モローに学ぶ。原色調の色彩の激しいタッチを好まず、静かで落ちついた明るい色調で、俯瞰構図のパリの街景を始めとする川や港のある風景を情緒豊かに描き出し、「水の画家」と呼ばれた

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「コンコルド橋」  1909 65.0×81.0 油彩・カンヴァス 


 アンドレ・ドラン Andre DERAIN (フランス 1880-1954)

マティスやヴラマンクとともにフォーヴィスムの誕生に寄与。ピカソやブラックとの接触やセザンヌへの傾倒、ゴシック的な作風の時代等を経て、伝統的なフランス絵画の表現に至る。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「花」       1947-48 55.9×46.4 油彩・カンヴァス 


 ジョルジュ・ルオー Georges ROUAURT (フランス 1871-1958)

ギュスターブ・モローに師事し、1903年、サロン・ドートンヌの創立に参加。絵の具の厚塗りによる重厚な画風で知られる。キリストや道化師を主題とした作品を描き、精神的な美を絵画において実現しようとした。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「道化師と踊り子」  1933 66.5×49.0 油彩・カンヴァス 


 マルク・シャガール Marc CHAGALL (フランス 1887-1985)

ロシア生まれのユダヤ系画家。1910年パリに出て、キュビズムの影響を受ける。個人的・自伝的内容やロシアへの郷愁、ユダヤ固有の伝統や象徴などをモチーフに、感覚的・神秘的な作品を創り上げた。

d bgcol o r="#ffff ce">「オペラ座」 
  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「オペラ座」    1954 65.0×54.0油彩・ボールド  
  ●「オペラ座」は1998年「冬の訪れ」ページ でご覧いただけます


 モイズ・キスリング Moise KISLING (ポーランド 1891-1953)

ポーランド出身の画家。1910年パリに出て、モンマルトルのバトー=ラヴォワール(洗濯船)に住み、エコール・ド・パリの画家として活躍。輝くような色彩で、静物、風景、肖像画を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「花」        1950 100.0×81.0 油彩・カンヴァス 
  ●「花」は1998年「花の華」ページでご覧いただけます


 モーリス・ド・ヴラマンク Maurice de VLAMINCK (フランス 1876-1958)

パリ近郊で育ち、絵画を独学で学ぶ。ゴッホの影響でフォーヴィスム運動に参加。セザンヌの影響によりキュビスムにも傾倒したが、その後自らの画風を確立し、暗く重厚な色彩と激しいタッチで風景画や静物画を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「赤い木の風景」 1953 50.0×61.0 油彩・カンヴァス 
「花瓶の花」 c.1945 65.0×50.0 油彩・カンヴァス
「通りの家」 c.1950 54.0×73.0 油彩・カンヴァス
「花 - ひなげしとジロフレ」  c.1951 54.0×37.0 油彩・カンヴァス


 ラウル・デュフィ Raoul DUFY (フランス 1877-1953)

1900年、ル・アーブルからパリに出てエコール・デ・ボザールのボナのアトリエに学ぶ。20世紀初頭の絵画運動フォーヴィスム、キュビスムを経て、明るい色彩感覚と躍動感溢れる独自のスタイルを確立。色彩の画家と称され、音楽、競馬、海などのテーマで、油彩画、水彩画を制作した。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「ガストン・デュフィの肖像」  1902 62.3×51.5 油彩・カンヴァス 
「花のある自画像」 1907 81.2×65.2 油彩・カンヴァス
「パリの風景」 1926 130.0×180.0 油彩・カンヴァス
「馬車」 1936 50.0×73.0 油彩・カンヴァス
「公式レセプション」 1942 46.0×110.0 油彩・カンヴァス
「赤いヴァイオリン」 1946 54.0×62.0 油彩・カンヴァス
「黄色いコンソール」 c.1949 93.0×81.0 油彩・カンヴァス
  ●「ガストン・デュフィの肖像」は1999年「デュフィ展」ページ でご覧いただけます
  ●「花のある自画像」は1998年「花の華」ページ でご覧いただけます
  ●「赤いヴァイオリン」は1999年「デュフィ展」ページ でご覧いただけます


 

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日本画

 横山大観 (明治1年-昭和33年:1868-1958)

明治22年、東京美術学校に開校と同時に入学、岡倉天心らの指導を受ける。新日本画創造を目指し、日本美術院の創立に参加。東洋画の精神を近代化した芸術により、近代日本画史上に影響を与えた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「暁之山」  1939 61.5×84.0 額装・絹本墨画 
  ●「暁之山」は1998年「冬の訪れ」ページ でご覧いただけます


 加藤栄三 (明治39年-昭和47年:1906-1972)

東京美術学校日本画科卒業後、結城素明に師事。郷里、岐阜の風物を題材とした風景画や花鳥画、海外に取材した風景画などを鋭敏な色感で描く。写実を基調とした色彩の饗宴ともいうべきその作風は、現代日本画壇に大きな影響を与えた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「薔薇」  c.1961 65.0×81.0 額装・紙本著色 


 福田平八郎 (明治25年-昭和49年:1892-1974)

大正7年、京都市立絵画専門学校を卒業。円山四条派系の写実を出発点に、昭和初期には装飾的な抽象表現へと移行、その後、身近な自然を斬新な色と形で象徴的に表現し、日本絵画の近代化に大きな功績を残した。 昭和36年文化勲章受章。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「紅葉に小鳥」 45.0×55.0 額装・紙本著色
「椿」   軸装・紙本著色
  ●「紅葉に小鳥」は1998年「秋のプレリュード」ページでご覧いただけます


 杉山寧 (明治42年-平成5年:1909-93)

東京美術学校日本画科在学中より帝展に出品。卒業後、松岡映丘に師事。的確な素描、理知的な構図、新鮮な色調による画風で、戦後の日本画壇に清新の気を吹き込む。モチーフを特定することなく、風景、人物、花鳥などを描き、60年代の一時期からは抽象絵画へ傾倒する。昭和49年、文化勲章受章。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「寒汀」 1928 48.2×57.5 軸装・絹本著色 
「南天図」  1929 45.0×62.8 軸装・紙本著色 
「枝柿」  1944 38.0×50.5 額装・紙本著色 


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彫刻・工芸

 アントワーヌ・ブールデル Emile-Antoine BOURDELLE (フランス 1861-1929)

1884年エコール・デ・ボザールに入学するが、退学。ダルーのアトリエを経て、ロダンの助手を15年間つとめる。その後、ロダンの影響を離れ、写実を超えた「偉大さ」を目指し、現代彫刻に新風を吹き込んだ。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状 
「暁の乙女」 1899 88.0×37.0 ブロンズ
「ペネロペ」 1903 93.0×32.0 ブロンズ


 古田織部 (天文13年-慶長20年:1544-1615)

美濃国(岐阜県)に生まれる。武将として信長、秀吉、家康に仕え、利休との出合いにより、茶の精神、わびの心を学び、織部独自の茶風を完成させる。作陶にも優れ、斬新な意匠を特徴とする織部焼きを誕生させる。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状 
「織部の四方鉢」  江戸初期 21.0×3.5 陶器


 加藤唐九郎 (明治31年-昭和60年:1898-1985)

幼少の頃から家業の製陶に従事、大正中頃より陶芸を志し、伝統的陶技を研究。古瀬戸風のものから桃山期の黄瀬戸、志野、織部などの制作を手がけ、ことに黄瀬戸、織部写しで名高い現代日本陶芸を代表する名工。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状 
「白雲青松」  c.1976 171.0×242.8 陶板


 その他

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「ローマ時代の彫像」    25.0×52.0 大理石
「絵志野額皿」 江戸後期 22.3×19.8×4.0 陶器


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