「初春展」 展示作品目録

1999年1月5日(火)〜1月28日(木)

− 洋画   日本画   彫刻・工芸 −


洋画

 ラウル・デュフィ Raoul DUFY (フランス 1877-1953)
1900年、ル・アーブルからパリに出てエコール・デ・ボザールのボナのアトリエに学ぶ。20世紀初頭の絵画運動フォーヴィスム、キュビスムを経て、明るい色彩感覚と躍動感溢れる独自のスタイルを確立。色彩の画家と称され音楽、競馬、海などのテーマで、油彩画、水彩画を制作した。その他、木版画、陶器、織物なども手がけた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「庭園」 1909-12  89.0×116.0 油彩・カンヴァス
「庭園」 1913 50.0×65.0 水彩・紙
「黄色いコンソール」 c.1949 93.0×81.0 油彩・カンヴァス
「オーケストラ」 1942 81.0×100.0 油彩・ボード
「馬車」 1936 55.0×73.0 油彩・カンヴァス
「三人の騎手」 1935 23.0×38.0 油彩・カンヴァス
 ●「黄色いコンソール」はプロフィールページでご覧いただけます

 エドガー・ドガ Edgar DEGAS (フランス 1834-1917)
ルネサンスの作品に傾倒し、初期はアカデミックな主題を描くが、1865年以降は踊り子、競馬、浴女等日常に題材を求め始める。パリの近代生活にモティーフを求め、対象の動勢を瞬間的に捉えた斬新な構図には浮世絵の影響も窺える。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「踊り子習作」 c.1880 61.5×46.5 パステル・紙
 ●「踊り子習作」は1999年「初春展」ページでご覧いただけます

 オディロン・ルドン Odilon REDON (フランス 1840-1916)
ボードレールやマラルメ、エドガー・アラン・ポーらの象徴主義文学に源泉を得て、木炭や版画により白と黒で幻想的な世界を展開させた。1890年頃から油彩画やパステル画を始め、花や神話的世界をテーマとした明るい色彩による神秘的な作品を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「サンジョルジュの風車小屋」 1905 27.0×41.0 油彩・カンヴァス
「花瓶の花」 1904-05 55.2×38.4 油彩・カンヴァス

 ピエール・ラプラード Pierre LAPRADE (フランス 1875-1931)
1903年サロン・ドートンヌ創立に参加。フォーヴィスムの画家達と交流するが、その影響は受けず、灰色を基調に淡い緑、黄色、桃色等の穏やかな色調で室内やパリの街頭風景を描き、フランス的な品のある画趣を保ち続けた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「花」 1914 100.0×81.0 油彩・カンヴァス

 ピエール・ボナール Pierre BONNARD (フランス 1867-1947)
アカデミー・ジュリアンで学び、セリュジエらとともにナビ派の創設に参加。日本美術にも傾倒、その単純化された色面構成には浮世絵の影響も窺える。日常の何気ない瞬間を暖かな眼差しで捉えた作品が多く、版画やポスター、舞台装置なども手掛けた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「公園の中の子供たち」 c.1899 182.0×106.5 油彩・カンヴァス

 マルク・シャガール Marc CHAGALL (フランス 1887-1985)
ロシア生まれのユダヤ系画家。1910年パリに出て、キュビスムの影響を受ける。個人的・自伝的内容やロシアへの郷愁、ユダヤ固有の伝統や象徴等をモティーフに、感覚的・神秘的な作品を創り上げた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「オペラ座」 1954 65.0×54.0 油彩・ボールド
 ●「オペラ座」は1998年「冬の訪れ」ページでご覧いただけます

 アメディオ・モジリアーニ Amedeo MODIGLIANI (イタリア 1884-1920)
イタリア、トスカナ地方の港町リヴォルノの富裕な家庭に生まれる。セザンヌの厳しい造型、対象を幾何学的に把握するキュビスム、アフリカ黒人彫刻のたくましい表現に啓示を受ける。単純化されデフォルメされたフォルムと精妙な色調は、画家の詩人的資質と相俟って、哀調を帯びた独自の画風を創り上げた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「ニースの歌姫」 c.1919 43.0×33.0 油彩・カンヴァス

 モーリス・ユトリロ Maurice UTRILLO (フランス 1883-1955)
アルコール依存症の対症療法として絵筆を執るようになる。以来、パリ郊外やモンマルトルの街並みを独自の画法で描く。ピサロ風の作品を描いた「モンマニー時代」、創造力が絶頂に達した「白の時代」を経て「色彩の時代」に至り、哀愁に満ちた風景画で評価を得た。「サンノワ通り」は「白の時代」の代表作。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「サンノワ通り」 c.1911 59.0×80.0 油彩・カンヴァス
「サクレクール寺院」 1915 52.0×41.0 油彩・カンヴァス
「サンノワの風車小屋」 c.1913 54.4×73.0 油彩・カンヴァス

 マリー・ローランサン Marie LAURENCIN (フランス 1885-1956)
アカデミー・アンベールに学ぶ。ブラックを介し1906年バトー・ラヴォワール(洗濯船)のピカソの仲間に加わる。1907年頃アポリネールと知り合い、1912年まで関係が続く。第一次大戦中はスペインにてピカビア、エルンストらとタダの活動に参加。グレー、ピンク、ブルー等淡い色調の甘美な女性像で知られる。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「帽子を被った若い娘の像」 c.1948 34.5×27.5 油彩・カンヴァス
  ●「帽子を被った若い娘の像」は1998年「初春展」ページでご覧いただけます

 モイズ・キスリング Moise KISLING (ポーランド 1891-1953)
ポーランド出身の画家。1910年パリに出て、モンマルトルのバトー=ラヴォワール(洗濯船)に住み、エコール・ド・パリの画家として活躍。輝くような色彩で、静物、風景、肖像画を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「花束」 1935 49.0×33.5 油彩・カンヴァス
「花」 1950 100.0×81.0 水彩・紙
 ●「花」は1998年「花の華」ページでご覧いただけます

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日本画

 橋本雅邦 (天保6年-明治41年:1835-1908)
松平周防守の御用絵師橋本晴園養邦の子として江戸に生まれる。13歳で狩野雅信に入門。日本美術院創立に参加し、主幹となり、後進の指導に尽力する。門下からは大観、観山、春草ら幾多の著名画家を輩出。西洋画法を取り入れたその描法は、日本画の近代化に大きく貢献し、近代日本画の育ての親と称されている。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「蓬莱山」      


 竹内栖鳳 (元治1年-昭和17年:1864-1942)
土田英林、幸野ばいれい楳嶺に師事。34年渡欧、ヨーロッパ各地の美術館、寺院、遺跡などを巡遊、大きな影響を受ける。
円山、四条派の伝統に基づいた写実に、大気と光を感じさせる洋風な空間表現が加わり、日本近代絵画史における先駆的存在となる。昭和12年、第1回文化勲章受章。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「竹に雀」   129.8×37.4 軸装・絹本著色

 橋本関雪 (明治16年-昭和20年:1883-1945)
片岡公曠、竹内栖鳳に四条派を学ぶ。のちに中国、日本の古画研究によって、四条派、南画、やまと絵等を同化吸収した独自の画風を開拓した。風景、人物、花鳥画等あらゆるジャンルを手がけ、特に冬の花鳥風月を描いた作品で知られる。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「朝陽映波」   46.0×51.0 軸装・絹本著色
  ●「朝陽映波」は1998年「初春展」ページでご覧いただけます

 横山大観 (明治1年-昭和33年:1868-1958)
明治22年、東京美術学校に開校と同時に入学、岡倉天心らの指導を受ける。新日本画創造を目指し、日本美術院の創立に参加。東洋画の精神を近代化した芸術により、近代日本画史上に影響を与えた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「暁之山」 1939 61.5×84.0 額装・絹本水墨
「正気放光(双幅のうち左)」 c.1944 径61.0 軸装・紙本墨書
「白梅(双幅のうち右)」 c.1944 径61.0 軸装・紙本墨書
 ●「暁之山」は1998年「冬の訪れ」ページでご覧いただけます

 前田青邨 (明治18年-昭和52年:1885-1977)
梶田半古に師事。同門の小林古径と共に、安田靫彦、今村紫紅らの紅児会に参加。深い自然観照とやまと絵や琳派の研究に基づく卓越した技法によって、豊麗な作風を築いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「紅白梅」 1970 46.8×60.2 額装・紙本著色
 ●「紅白梅」は1999年「初春展」ページでご覧いただけます

 安田靫彦 (明治17年-昭和53年:1884-1978)
新感覚を示す歴史画で認められ、中国や日本の古典に取材した格調高い新古典主義的作風を確立。静物画や人物画においても高く評価される。昭和19-26年東京美術学校教授。昭和23年文化勲章受章。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「紅梅・絵唐津瓶」 1961 49.4×63.5 額装・紙本著色

 郷倉和子 (大正3年-:1914-)
近代日本画の代表的な作家であり日本美術院同人の郷倉千靭の長女。若年期の華やかな装飾的表現にとどまらず、半具象、幻想的表現の探求も行いその画風を次々と転換させた。清冽で風趣に富んだ独自の作風を開拓し、健やかで楚々とした気品ある花鳥画で知られる。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「白梅」 c.1970 89.0×116.0 額装・紙本著色

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彫刻・工芸


 アントワーヌ・ブールデル (フランス 1861-1929)
1884年エコール・デ・ボザールに入学するが、退学。ダルーのアトリエを経て、ロダンの助手を15年間つとめる。その後、ロダンの影響を離れ、写実を越えた「偉大さ」を目指し、現代彫刻に新風を吹き込んだ。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「暁の乙女」 1899 88.0×37.0 ブロンズ
「ペネロペ」 1903 93.0×32.0 ブロンズ

 加藤唐九郎 (明治31年-昭和60年:1898-1985)
幼少のころから家業の製陶に従事、大正中頃より陶芸を志し、伝統的陶技を研究。古瀬戸風のものから桃山期の黄瀬戸、志野、織部などの制作を手がけ、ことに黄瀬戸、織部写しで名高い現代日本陶芸を代表する名工。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「白雲青松」 c.1976 171.0×242.8 陶板



 その他

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「ローマ時代の彫像」   25.0×52.0 大理石
「照日曇日(古九谷対)」 江戸時代   陶器

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