「秋のプレリュード」 展示作品目録

1998年9月1日(火)〜10月29日(木)

− 洋画   日本画   彫刻・工芸 −


洋画

 ラウル・デュフィ Raoul DUFY (フランス 1877-1953)
1900年、ル・アーブルからパリに出てエコール・デ・ボザールのボナのアトリエに学ぶ。20世紀初頭の絵画運動フォーヴィスム、キュビスムを経て、明るい色彩感覚と躍動感溢れる独自のスタイルを確立。色彩の画家と称され、音楽、競馬、海などのテーマで、油彩画、水彩画を制作した。その他、木版画、陶器、織物なども手がけた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「モーツァルトに捧ぐ」 1915 75.0×62.0 油彩・カンヴァス
「オーケストラ」 1942 81.0×100.0 油彩・ボード
「コンサート」 1948 81.0×65.0 油彩・カンヴァス
「黄色いコンソール」 c.1949 93.0×81.0 油彩・カンヴァス
「赤いヴァイオリン」 1946 54.0×62.0 油彩・カンヴァス
 ●「モーツァルトに捧ぐ」は1998年「早春の展示」ページでご覧いただけます
 ●「黄色いコンソール」はプロフィールページでご覧いただけます

 モーリス・ド・ヴラマンク Maurice de VLAMINCK (フランス 1876-1958)
パリ近郊で育ち、絵画を独学で学ぶ。ゴッホの影響でフォービスム運動に参加。セザンヌの影響によりキュビスムにも傾倒したが、その後自らの画風を確立し、暗く重厚な色彩と激しいタッチで風景画や静物画を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「赤い屋根のある風景」 c.1910 64.5×75.5 油彩・カンヴァス
「マーガレット」 1920 55.0×38.0 油彩・カンヴァス
「錫の酒つぼのある静物」 c.1926 73.0×92.0 油彩・カンヴァス
「アルジャンタンの村」 1926 65.0×81.0 油彩・カンヴァス
「花瓶の花」 c.1945 65.0×50.0 油彩・カンヴァス
「秋の風景」 c.1950 54.0×65.0 油彩・カンヴァス
「花 - ひなげしとジロフレ」 c.1951 54.0×37.0 油彩・カンヴァス
「ポプラ並木」 c.1950 60.0×73.0 油彩・カンヴァス
 ●「錫の酒つぼのある静物」は1998年「秋のプレリュード」ページでご覧いただけます

 オディロン・ルドン Odilon REDON (フランス 1840-1916)
ボードレールやマラルメ、エドガー・アラン・ポーらの象徴主義文学に源泉を得て、木炭や版画により白と黒で幻想的な世界を展開させた。1890年頃から油彩画やパステル画を始め、花や神話的世界をテーマとした明るい色彩による神秘的な作品を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「サンジョルジュの風景」 1905 25.0×39.0 油彩・カンヴァス

 ピエール・ボナール Pierre BONNARD (フランス 1867-1947)
アカデミー・ジュリアンで学び、セリュジエらとともにナビ派の創設に参加。日本美術にも傾倒、その単純化された色面構成には浮世絵の影響も窺える。日常の何気ない瞬間を暖かな眼差しで捉えた作品が多く、版画やポスター、舞台装置なども手掛けた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「公園の中の子供たち」 c.1899 182.0×106.5 油彩・カンヴァス

 アンドレ・ドラン Andre DERAIN (フランス 1880-1954)
マティスやヴラマンクとともにフォーヴィスムの誕生に寄与。ピカソやブラックとの接触やセザンヌへの傾倒、ゴシック的な作風の時代などを経て、伝統的なフランス絵画の表現に至る。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「静物」 1927 65.0×81.0 油彩・カンヴァス

 モイズ・キスリング Moise KISLING (ポーランド 1891-1953)
ポーランド出身の画家。1910年パリに出て、モンマルトルのバトー=ラヴォワール(洗濯船)に住み、エコール・ド・パリの画家として活躍。輝くような色彩で、静物、風景、肖像画を描いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「花束」 1935 49.0×33.5 油彩・カンヴァス
「花」 1950 100.0×81.0 油彩・カンヴァス
 ●「花」は1998年「花の華」ページでご覧いただけます

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日本画

 竹内栖鳳 (元治1年-昭和17年:1864-1942)
土田英林、幸野ばいれい楳嶺に師事。34年渡欧、ヨーロッパ各地の美術館、寺院、遺跡などを巡遊、大きな影響を受ける。円山、四条派の伝統に基づいた写実に、大気と光を感じさせる洋風な空間表現が加わり、日本近代絵画史における先駆的存在となる。昭和12年、第1回文化勲章受章。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「新凉」   34.7×36.1 軸装・絹本著色

 川合玉堂 (明治6年-昭和32年:1873-1957)
望月玉泉に師事、のちに幸野ばいれい楳嶺より円山四条派、橋本雅邦より狩野派を学ぶ。自然観照に基づき日本の風景を詩情豊かに描き、その穏やかな作風により日本のコローと称された。昭和15年文化勲章受章、同26年文化功労者。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「雨戸くる画賛」   45.0×64.7 軸装・絹本著色

 横山大観 (明治1年-昭和33年:1868-1958)
明治22年、東京美術学校に開校と同時に入学、岡倉天心らの指導を受ける。新日本画創造を目指し、日本美術院の創立に参加。東洋画の精神を近代化した芸術により、近代日本画史上に影響を与えた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「秋色」 c.1950 54.0×73.0 軸装・絹本著色

 福田平八郎 (明治25年-昭和49年:1892-1974)
大正7年、京都市立絵画専門学校を卒業。円山四条派系の写実を出発点に、昭和初期には装飾的な抽象表現へと移行、その後、身近な自然を斬新な色と形で象徴的に表現し、日本絵画の近代化に大きな功績を残した。
昭和36年文化勲章受章。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「紅葉に小鳥」   45.0×55.0 額装・紙本著色
 ●「紅葉に小鳥」は1998年「秋のプレリュード」ページでご覧いただけます

 前田青邨 (明治18年-昭和52年:1885-1977)
梶田半古に師事。同門の小林古径と共に、安田靫彦、今村紫紅らの紅児会に参加。深い自然観照とやまと絵や琳派の研究に基づく卓越した技法によって、豊麗な作風を築いた。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「秋草」   46.0×54.2 額装・紙本著色

 杉山寧 (明治42年-平成5年:1909-93)
東京美術学校日本画科在学中より帝展に出品。卒業後、松岡映丘に師事。的確な素描、理知的な構図、新鮮な色調による画風で、戦後の日本画壇に清新の気を吹き込む。モチーフを特定することなく、風景、人物、花鳥などを描き、60年代の一時期からは抽象絵画へ傾倒する。昭和49年、文化勲章受章。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「枝柿」 1944 38.0×50.5 額装・紙本著色

 平山郁夫 (昭和5年- :1930- )
昭和27年、東京美術学校日本画科を卒業、前田青邨に師事。仏教をテーマにした幻想的な作品や海外の仏教遺跡などに取材した作品を多く手がける。敦煌壁画やアンコールワットなど世界の文化遺産の保護にも尽力するなど、幅広い活動を展開。元東京芸術大学学長。平成5年、文化功労賞に顕彰。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「カラコルム峠」 1983 90.7×65.0 額装・紙本著色
「パルミラの遺跡」   31.2×40.3 額装・紙本著色

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彫刻・工芸


 アントワーヌ・ブールデル (フランス 1861-1929)
1884年エコール・デ・ボザールに入学するが、退学。ダルーのアトリエを経て、ロダンの助手を15年間つとめる。その後、ロダンの影響を離れ、写実を越えた「偉大さ」を目指し、現代彫刻に新風を吹き込んだ。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「暁の乙女」 1899 88.0×37.0 ブロンズ
「ペネロペ」 1903 93.0×32.0 ブロンズ

 加藤唐九郎 (明治31年-昭和60年:1898-1985)
幼少のころから家業の製陶に従事、大正中頃より陶芸を志し、伝統的陶技を研究。古瀬戸風のものから桃山期の黄瀬戸、志野、織部などの制作を手がけ、ことに黄瀬戸、織部写しで名高い現代日本陶芸を代表する名工。

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「白雲青松」 c.1976 171.0×242.8 陶板

 その他

  作品名 制作年  寸法 縦×(B)  材質・形状
「絵志野額皿」 江戸後期 22.3×19.8×4.0 陶器
「織部の四方鉢」 江戸後期 21.0×20.0×3.5 陶器
「ローマ時代の彫像」   25.0×52.0 大理石

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