「秋のプレリュード」

1998年9月1日(火)〜10月29日(木)

ヴラマンク「錫の酒つぼのある静物」
モーリス・ド・ヴラマンク 『錫の酒つぼのある静物』 c.1926
copyright© Kamakura Otani Memorial Art Museum


倉大谷記念美術館では1998年9月1日(火)から10月29日(木)まで『秋のプレリュード』を開催致します。

画は、大谷コレクションの中でも特に充実しているヴラマンクを中心に、芸術の秋に相応しい作品を展示致します。

回は、フォーヴィズムの旗手として有名なヴラマンクのコレクションの中から、「秋の風景」や「アルジャンタンの村」、初公開の「赤い屋根のある風景」等、ヨーロッパの重厚感溢れる秋を描いた作品を展示致します。
また、日本では「雪景色」などの風景画で知られるヴラマンクですが、静物画にもその異才を発揮し、数多くの名作を残しました。今回展示の「錫の酒つぼのある静物」は、その代表作と言えるものです。

ュフィのコレクションからは、「秋のプレリュード前奏曲」として、音楽をテーマにした名品を展示致します。音楽家の父や兄弟を持ち、パブロ・カザルスとも親交のあったデュフィは、音楽に関する主題を繰り返し取り上げ、絵画から音楽が流れ出るような作品を生み出しました。モーツァルト、バッハ、ドビュッシーを敬愛し、彼らへ捧げる作品を描き、中でもモーツァルトへ傾倒し、今回展示の「モーツァルトに捧ぐ」は、この音楽シリーズにおいても有名な作品です。その他、「黄色いコンソール」、「赤いヴァイオリン」等、デュフィの奏でる色彩の プレリュードをお楽しみ下さい。
その他、ルドンやユトリロ、キスリング等も展示致します。

本画は、初公開となる竹内栖鳳の「しんりょう新凉」、川合玉堂の「雨戸くる画賛」の他、福田平八郎の「紅葉に小鳥」等、夏から秋へ移ろい行く季節を繊細な感性で描いた名品を展示致します。

足早い「秋のプレリュード前奏曲」に清々しい秋の訪れを感じ取って頂ければ幸いに存じます。

福田平八郎『紅葉に小鳥』
福田平八郎 『紅葉に小鳥』 1907
copyright© Kamakura Otani Memorial Art Museum
 



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