「冬の訪れ」

1998年11月3日(火)〜12月23日(水)

シャガール『オペラ座』
マルク・シャガール 『オペラ座』 1954
copyright© Kamakura Otani Memorial Art Museum


倉大谷記念美術館(住所:神奈川県鎌倉市佐助、館長:大谷正子)では、1998年11月3日(火)から12月23日(水)まで『冬の訪れ』を開催致します。

画の展示作品からは、シャガールやデュフィの芸術を通して、華やかな古き佳き時代の パリの生活を偲ぶことができます。

リオペラ座の天井画の下絵ともなったシャガールの『オペラ座』は美しい色彩と幻想に満ちており、舞台芸術を愛したシャガールの神髄ともいえる作品です。

ュフィのコレクションからは上流社会の人々が集うオート・クチュールのレセプションを描いた『公式レセプション』等を展示します。有名なポール・ポワレとの交友を通して、レセプションに立ち会う機会を得たデュフィは、『公式レセプション』に代表される華やかな社交界を描きました。行き交う人々のさんざめき、衣擦れの音、揺らめく扇、デュフィの素早くリズミカルなデッサン力と幸福感に満ちた色彩が、我々の目前にその至福の時を再現しています。

の他、重厚な画風の中に深い精神性を込めたルオーの『道化師と踊り子』、初公開『グレゴワール』を展示します。画家として初期のルオーは、『道化師と踊り子』のように、社会の底辺にある娼婦、道化師、貧者等の怒りや悲しみを幾重にも塗り込められた重厚なタッチで描きました。
しかし、晩年の作品である『グレゴワール』では、敬虔な信仰心によって至った深い精神性が感じられます。

本画は、京都東山の山紫水明を墨一色で描いた大観の壮大な『暁之山』、華やかな 加藤栄三の『薔薇』、杉山寧『南天図』等を展示します。また、初公開の 郷倉千靭『新雪之富士』は、初冬にふさわしい凛とした気品に溢れた作品です。

わただしい時期となりますが、邸宅美術館で静寂な一時をお過ごし頂ければ幸いです。

横山大観『暁之山』
横山大観 『暁之山』 1939
copyright© Kamakura Otani Memorial Art Museum
 



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